nwm(ヌーム)というヘッドホン・イヤホンがNTTから発売されているのをご存知でしょうか。
電話やインターネットの会社として知られているNTTがなぜイヤホン・ヘッドホンという音響デバイスを販売しているのか、気になる口コミ・レビューをご紹介します。
NTTがイヤホン・ヘッドホン?【NTTソノリティ】とはどんな会社?
「nwm(ヌーム)」はNTTソノリティが手掛けるヘッドホン・イヤホンのシリーズ名称です。
NTTソノリティは2021年9月に設立されたNTTグループの会社で比較的新しい会社になります。
従来NTTで進められてきた集音技術や先進性の高い音響信号処理技術の研究開発を用いた音響関連事業を実施する会社として設立されました。
- 音声、音響等に関するソフトウェアの企画、開発、販売、ライセンス提供、開発受託
- 音声、音響等に関するハードウェアの企画、開発、設計、製造、販売、開発受託
- 音声、音響等に関する技術の研究、開発、技術提供及び研究開発業務の受託
- 音声、音響等に関する情報の調査、分析及びコンサルティング
- 音響設備の企画、設計、施工、取付工事、保守運用並びにリース
- デジタルコンテンツの企画、制作、配信及びライセンス提供
- 前各号に附帯又は関連する一切の事業
NTT研究所の研究開発技術をふんだんに使用した製品・サービスを提供することで、今までになかった快適な音響空間の提供をめざしているそうですよ。
NTTソノリティの音を操るコア技術とは?
NTTソノリティのコア技術は、「Magic Focus Voice」「Personalized Sound Zone(PSZ)」「イベント検知」の3つです。
Magic Focus Voiceとは、音を仕分けて必要な音だけを取り出す技術のこと。

Personalized Sound Zone(PSZ)は、音を閉じ込める、つまり音漏れを防ぐ技術とのこと。

イベント検知とは、特定の音を見つける技術とのこと。
これら3つの技術により、周囲の雑音、環境音がある中でのクリアな通話や、音漏れがせず他者に気兼ねなくデバイスを利用できるようになるそうです。
nwm(ヌーム)ってどんなブランド?「耳スピ」とは?
nwm(ヌーム)は没入感ではなく、周囲の音も感じながらイヤホンとしての機能を両立させることをめざしたブランドです。
オープンイヤー型で耳をふさがず、音漏れも気にならないという新感覚のイヤホンを次々とラインナップに加えています。
「イヤホンなのに、まるでスピーカー」という独特の使用感から「耳スピ」(耳スピーカー)という名称もついています。
製品一覧
nwmシリーズは、2025年1月現在で6種類の製品があります。(nwm MWE001は生産終了し、在庫が無くなり次第販売終了の予定)
製品名 | 製品タイプ | 主な特長 |
---|---|---|
nwm DOTS![]() 楽天 | イヤホン | ・完全ワイヤレス ・5色のカラーバリエーション ・音質〇 ・超軽量(片耳約8g) ・充電ケース付で電池の持ち時間◎(本体のみ最大8時間、充電ケース込最大32時間) ・防塵/防水(IP54相当) |
nwm ONE![]() 楽天 | ヘッドホン | ・唯一のヘッドホンタイプ ・最高レベルの音質 ・ヘッドホンにしては軽量(約185g) ・電池持ち時間◎(最大20時間) ・ワイヤレス、有線対応 |
nwm MBE001![]() 楽天 | イヤホン | ・完全ワイヤレス ・音質〇 ・電池持ち時間〇(最大6時間) ・軽量(片耳約9.5g) ・防水(IPX2相当) |
nwm WIRED![]() 楽天 | イヤホン | ・有線(3.5mm 4極ステレオミニプラグ) ・オーソドックスなイヤホン ・防水(IPX4相当) |
nwm MBN001![]() 楽天 | イヤホン | ・ワイヤレス ・ネックバンド方式 ・電池の持ち時間が長い(最大20時間) ・防水(IPX5相当) |
nwm MWE001(生産終了)![]() Amazon | イヤホン | ・有線(3.5 mm 4極ステレオミニプラグ) ・オーソドックスなイヤホン |
現在の売れ筋は最新商品のnwm DOTS、音質に定評のあるnwm ONE、使い勝手と価格のバランスの良いnwm MBE001となっています。
私もこの中のnwm ONEとnwm MBE001を愛用していますが、どちらも使い勝手がよくおすすめの製品です。
レビュー記事も合わせてチェックしてみてくださいね。


nwmのレビュー・口コミまとめ
nwmの中で現在の主力製品であるnwm DOTS、nwm ONE、nwm MBE001の3つについて、レビュー・口コミを集めてみました。
音質に関するレビュー・口コミ
フラットな音質で解像度が高く、音楽を楽しむのに適した製品です。低音はやや控えめなお陰で、周囲の音も適度に聞こえるため、周囲の状況を把握したい場面では非常に実用的です。
音楽を聴くときも会議の時もとてもクリアに聞こえるだけでなく、こちらの声も周りに邪魔されず聞き取れるとのことで、これまでの不満が一気に解消しました。
オープンイヤーにありがちな低音の弱さは感じず、高音はシャカシャカ感もなく、良くも悪くも及第点。耳ざわりの良い音域で私の好みには合いました。
今まで数個のオープンイヤーのイヤホンを使用してきたが、周りの音が聞こえるのはよいが、音質に満足できなかった。このnwm ONEは、そのどちらも満足できる逸品。
音質についてはおおむね良いレビューが多かったです。
「オープンイヤー型なのに音質がよくて驚いた!」といった口コミが多く見られました。また、こだわり派の方は無料公式アプリで音質の調整ができるため、それを使用して調整しているようです。
とはいえ、音に非常にこだわる方にとっては物足りないのは事実。オープンイヤー型にしては音質がかなり良い、という理解が良いかと思います。
着け心地、使用感に関するレビュー・口コミ
軽量設計のため、1日中付けていても耳が痛くならず、非常に快適
軽快な装着感です。オーバーイヤー型にみられる耳外部周辺の締め付け感、カナル型にみられる耳穴への圧迫感がありません。長時間着用しても、苦痛を感じません。
つけていることを忘れてしまうくらい軽い
ホールド感に欠けズレやすい
着け心地や使用感については、耳が開放されることの快適さを書いているレビューが多く見られました。
またイヤホン、ヘッドホン自体も軽量なので長時間の着用が楽という口コミも多かったですよ。
一方で、快適さ・軽快さを求めた結果なのか、一部でホールド感が足りずズレやすいという意見も。こちらについては逆にホールド感がしっかりしていてズレないという意見もあるため、頭や耳の形、使い方(ランニングや作業など)によるかもしれません。

ちなみに私は在宅ワークと家事・育児中に使用していますがズレやすいと思ったことはありませんよ
音漏れに関するレビュー・口コミ
周りの音が聞こえるくらいの音量では、音漏れも「何か音がする」という程度に抑えられており、気兼ねなく使用できます。
PSZ技術は自身のスマホでの普段聞く音量での音漏れも問題なしです。ただ、音量を上げると漏れは発生はしやすいですので、限界はあるかとは思います。
オープンイヤー型の気になるポイント「音漏れ」は問題なしというレビューが多かったです。
ただし、音量を上げすぎると音漏れが発生しやすくなるため、使用環境(満員電車の中など)によっては音漏れに注意が必要かもしれません。
総じてオープンイヤーなのになぜ音が漏れないのか!?という驚きと、漏れなくて満足という意見が多い印象でした。
まとめ
NTTソノリティのnwm(ヌーム)は、NTTならではの研究開発の結果と技術が詰め込まれた新しいイヤホン・ヘッドホンでした。
オープンイヤー型で耳にやさしいながらも、しっかり音が聞こえ、周囲の音も拾えるという新感覚のデバイス。
長時間の在宅ワークや家事をしながらの利用にぴったりですよ。
ぜひnwmシリーズ製品をチェックしてみてくださいね。